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AFPのニュース記事によると、米コロラド(Colorado)州ファウラー(Fowler、人口1087人)は、同州プエブロ(Pueblo)とカンザス(Kansas)州の州境をつなぐ150マイル(約240キロ)の回廊に位置する、およそ50万頭の畜牛を抱える町だ。
数年前、米国の多くの地域は経済的苦境とエネルギー価格の高騰に見舞われた。ファウラーも例外ではなく、地元当局は地域の特徴を生かしたエネルギーで町の未来を救う方策の検討を始めた。ほどなくファウラーは地域内の発電量が消費電力以上となる「グリッド・ニュートラル」なグリーンタウンを目指す米国の町の旗手となった。
ファウラーの執行部は当初、財政を救うため再生可能エネルギーに着目した。経済発展と環境面での恩恵は後からのボーナスだった。
米防衛大手ノースロップ・グラマン・エアロスペース・システムズ(Northrop Grumman Aerospace Systems)の幹部を務めた後、当時ファウラー執行部の一員だったウェイン・スナイダー(Wayne Snider)氏は最近行われたインタビューで、「私が思うに、何事も最初の動機は金を節約することだ」と語った。「その後、そこに雇用創出の潜在力があることに気付く」
ファウラーなど米国各地のいくつかの市町村は、電力コストの低減や州・連邦政府の補助金の獲得、あるいは「グリーンな地域」としてイメージを良くするために、エネルギーの自給を目指す先進的な事業に取り組んでいる。だが実現にあたって、これらの町は多くの課題に直面している。
■ファウラーの一大計画
スナイダー氏率いるプロジェクトチームはあらゆる選択肢を検討した。風力発電の可能性を調べるため風速計を設置した他、住民に関心を持ってもらうために太陽光発電事業に着手し、総発電容量約600キロワットの太陽光パネルが水道施設や墓地など7か所の公有地に設置された。
太陽光パネル関連の事業はコロラド州デンバー(Denver)の企業バイブラント・ソーラー(Vibrant Solar)が総工費120万ドル(約9600万円)で請け負い、既存の電力料金のおよそ半分の価格でファウラーに売電することになった。
この取り組みは大きな反響を呼んだ。米コロラド州立大学(Colorado State University)、米国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory、NREL)などが支援を申し出た。太陽光パネルの稼動開始を祝う式典には当時のビル・リッター(Bill Ritter)州知事も出席した。
「私たちは(太陽光発電で)どれだけの金が節約できるかを社会に示そうと試み、実際に町は金を節約できた。初年度でおよそ2万ドル(約160万円)の節約になったはずだ」とスナイダー氏は振り返る。
さらに町の南に2000キロワットの太陽光パネルを設置する計画が続く予定だった。また、牛ふんを嫌気性細菌で処理してメタンガスを発生させる施設ができれば、グリッド・ニュートラルの実現に近づき、45人の雇用も創出されるはずだった。
再生可能エネルギーに町の将来を賭けていくつかのプロジェクトを始めた米コロラド(Colorado)州ファウラー(Fowler)。しかし大型プロジェクトの中でこれまでに実現したものはない。町の執行部は交代し、最初の太陽光パネルを設置した企業は州政府の太陽光発電補助金がなくなった後に解散した。グリッド・ニュートラルという目標は道半ばで行き詰まった。
■計画通りには実現しない夢
これは珍しい事例ではない。「BioTown USA(米国のバイオタウン)」というキャッチフレーズを掲げたインディアナ(Indiana)州レイノルズ(Reynolds)は2000年代半ば、レイノルズのエネルギーを全て再生可能エネルギーで自給するというプロジェクトに着手した。電力だけではなく暖房や自動車の燃料も再生可能エネルギーで賄うことを目標とし、ミッチ・ダニエルズ(Mitch Daniels)インディアナ州知事の支持も受けて、大型プロジェクトが次々とその形を現し始めた。
レイノルズは嫌気性細菌を利用する汚物処理施設の建設計画に取り組んだ。半径15マイル(約24キロ)圏内に豚15万匹を抱えるレイノルズに適した計画だったが、物流がネックになった。
2011年にレイノルズ近くの牛の牧場にある大型発電施設が稼動開始したが、その施設はレイノルズの外にあり、しかも発電した電気は既存の送電網に送られている。そこではレイノルズで消費されるより多くの電気を生み出しているので、ある意味で当初の夢は実現したと言えるかもしれない。ただ、それは当初の計画とは違っていた。
発電施設は副次的な恩恵ももたらした。同地域での新プロジェクト実施に関心を示す企業が出てきているのだ。「(発電施設稼働の)広報効果は良い。レイノルズは人々の注目対象に残っている」と、レイノルズでバイオタウン計画が動き始めたとき町のプロジェクト責任者だったジョン・ハイムリック(John Heimlich)氏は語る。
■現実的な望みを
ウェイン・スナイダー(Wayne Snider)氏は現在、コロラド州の他の町と共同で風力発電と太陽光発電を設置するプロジェクトを進めている。嫌気性細菌を使った設備の設置もまだあきらめていない。
「電力の自給ができなくても、今より安い料金で電力を提供できるようになれば、この町に移住したいという人が現れるくらい人々をひきつけるはずだ」とスナイダー氏は語る。ファウラーが計画通りに2000キロワットの太陽光発電所を建設していれば、電力料金は現在の1キロワット時当たり15セント(約12円)程度から6セント(約5円)にまで下げることができたはずだという。
ファウラーとレイノルズから得られる教訓は、「現実的な望みを持とう」という単純なことかもしれない。メリーランド(Maryland)州プールズビル(Poolesville)のタウンマネージャー、ウェード・ヨスト(Wade Yost)氏は、町の中心部に省エネ型のLED街灯の設置を始めた。そこから再生可能エネルギープロジェクトを育てて行こうとしている。
次のプロジェクトとして、町の下水処理場に1500キロワットの太陽光パネルの設置を計画している。年間6万5000ドル(約520万円)に上る下水処理場の電気料金を大幅に減らすことを目指して、企業からの提案を受け付けているところだ。「全部をつなげて、本物のグリーンコミュニティーを作り上げたいんだ」とヨスト氏は語った。(AFPのニュース記事より)
コメント:土地が広いアメリカでも電力の自給は道半ばです。原子力エネルギーなしで、日本は本当にやっていけるのか?真剣に考える必要があるのかも知れません。
数年前、米国の多くの地域は経済的苦境とエネルギー価格の高騰に見舞われた。ファウラーも例外ではなく、地元当局は地域の特徴を生かしたエネルギーで町の未来を救う方策の検討を始めた。ほどなくファウラーは地域内の発電量が消費電力以上となる「グリッド・ニュートラル」なグリーンタウンを目指す米国の町の旗手となった。
ファウラーの執行部は当初、財政を救うため再生可能エネルギーに着目した。経済発展と環境面での恩恵は後からのボーナスだった。
米防衛大手ノースロップ・グラマン・エアロスペース・システムズ(Northrop Grumman Aerospace Systems)の幹部を務めた後、当時ファウラー執行部の一員だったウェイン・スナイダー(Wayne Snider)氏は最近行われたインタビューで、「私が思うに、何事も最初の動機は金を節約することだ」と語った。「その後、そこに雇用創出の潜在力があることに気付く」
ファウラーなど米国各地のいくつかの市町村は、電力コストの低減や州・連邦政府の補助金の獲得、あるいは「グリーンな地域」としてイメージを良くするために、エネルギーの自給を目指す先進的な事業に取り組んでいる。だが実現にあたって、これらの町は多くの課題に直面している。
■ファウラーの一大計画
スナイダー氏率いるプロジェクトチームはあらゆる選択肢を検討した。風力発電の可能性を調べるため風速計を設置した他、住民に関心を持ってもらうために太陽光発電事業に着手し、総発電容量約600キロワットの太陽光パネルが水道施設や墓地など7か所の公有地に設置された。
太陽光パネル関連の事業はコロラド州デンバー(Denver)の企業バイブラント・ソーラー(Vibrant Solar)が総工費120万ドル(約9600万円)で請け負い、既存の電力料金のおよそ半分の価格でファウラーに売電することになった。
この取り組みは大きな反響を呼んだ。米コロラド州立大学(Colorado State University)、米国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory、NREL)などが支援を申し出た。太陽光パネルの稼動開始を祝う式典には当時のビル・リッター(Bill Ritter)州知事も出席した。
「私たちは(太陽光発電で)どれだけの金が節約できるかを社会に示そうと試み、実際に町は金を節約できた。初年度でおよそ2万ドル(約160万円)の節約になったはずだ」とスナイダー氏は振り返る。
さらに町の南に2000キロワットの太陽光パネルを設置する計画が続く予定だった。また、牛ふんを嫌気性細菌で処理してメタンガスを発生させる施設ができれば、グリッド・ニュートラルの実現に近づき、45人の雇用も創出されるはずだった。
再生可能エネルギーに町の将来を賭けていくつかのプロジェクトを始めた米コロラド(Colorado)州ファウラー(Fowler)。しかし大型プロジェクトの中でこれまでに実現したものはない。町の執行部は交代し、最初の太陽光パネルを設置した企業は州政府の太陽光発電補助金がなくなった後に解散した。グリッド・ニュートラルという目標は道半ばで行き詰まった。
■計画通りには実現しない夢
これは珍しい事例ではない。「BioTown USA(米国のバイオタウン)」というキャッチフレーズを掲げたインディアナ(Indiana)州レイノルズ(Reynolds)は2000年代半ば、レイノルズのエネルギーを全て再生可能エネルギーで自給するというプロジェクトに着手した。電力だけではなく暖房や自動車の燃料も再生可能エネルギーで賄うことを目標とし、ミッチ・ダニエルズ(Mitch Daniels)インディアナ州知事の支持も受けて、大型プロジェクトが次々とその形を現し始めた。
レイノルズは嫌気性細菌を利用する汚物処理施設の建設計画に取り組んだ。半径15マイル(約24キロ)圏内に豚15万匹を抱えるレイノルズに適した計画だったが、物流がネックになった。
2011年にレイノルズ近くの牛の牧場にある大型発電施設が稼動開始したが、その施設はレイノルズの外にあり、しかも発電した電気は既存の送電網に送られている。そこではレイノルズで消費されるより多くの電気を生み出しているので、ある意味で当初の夢は実現したと言えるかもしれない。ただ、それは当初の計画とは違っていた。
発電施設は副次的な恩恵ももたらした。同地域での新プロジェクト実施に関心を示す企業が出てきているのだ。「(発電施設稼働の)広報効果は良い。レイノルズは人々の注目対象に残っている」と、レイノルズでバイオタウン計画が動き始めたとき町のプロジェクト責任者だったジョン・ハイムリック(John Heimlich)氏は語る。
■現実的な望みを
ウェイン・スナイダー(Wayne Snider)氏は現在、コロラド州の他の町と共同で風力発電と太陽光発電を設置するプロジェクトを進めている。嫌気性細菌を使った設備の設置もまだあきらめていない。
「電力の自給ができなくても、今より安い料金で電力を提供できるようになれば、この町に移住したいという人が現れるくらい人々をひきつけるはずだ」とスナイダー氏は語る。ファウラーが計画通りに2000キロワットの太陽光発電所を建設していれば、電力料金は現在の1キロワット時当たり15セント(約12円)程度から6セント(約5円)にまで下げることができたはずだという。
ファウラーとレイノルズから得られる教訓は、「現実的な望みを持とう」という単純なことかもしれない。メリーランド(Maryland)州プールズビル(Poolesville)のタウンマネージャー、ウェード・ヨスト(Wade Yost)氏は、町の中心部に省エネ型のLED街灯の設置を始めた。そこから再生可能エネルギープロジェクトを育てて行こうとしている。
次のプロジェクトとして、町の下水処理場に1500キロワットの太陽光パネルの設置を計画している。年間6万5000ドル(約520万円)に上る下水処理場の電気料金を大幅に減らすことを目指して、企業からの提案を受け付けているところだ。「全部をつなげて、本物のグリーンコミュニティーを作り上げたいんだ」とヨスト氏は語った。(AFPのニュース記事より)
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世の中では、運悪く有名人と同姓同名の人がいます。このビデオの人の名前は、マイケル・ジョーダン。全米プロバスケットボールの有名人の名前を同じです。
名前を聞いた瞬間に、みんな驚いたり、ビックリしますが、有名人でないとわかった時にがっかり感がなんとも言えませんね!! こうした落胆を何度も見せられる人にとっては、この名前はつらいかも知れませんね!!
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AFPのニュース記事によると、2011年に米国で生まれた男児で最も多かった名前は「ジェイコブ(Jacob)」だった。「ジェイコブ」は13年連続で1位の座を守っている。女児では「ソフィア(Sophia)」が、前年トップだった「イザベラ(Isabella)」を抜いて1位になった。
米社会保険庁(Social Security Administration)が1997年から行っている新生児の名前調査で明らかになったもので、2011年に男女を通じて新たにトップ10入りした名前は、男児で2位になった「メイスン(Mason)」だけだった。
男児名の3位から5位は順に「ウィリアム(William)」「ジェイデン(Jayden)」「ノア(Noah)」となっている。女児名は2位が「イザベラ」で、3位から5位は順に「エマ(Emma)」「オリビア(Olivia)」「アバ(Ava)」だった。
男児のなかで最も順位を上げた名前は「ブラントリー(Brantley)」で、前年の736位から320位になった。これはフロリダ大学(University of Florida)のアメリカンフットボールチームのクオーターバック、ジョン・ブラントリー(John Brantley)か、カントリー歌手のブラントリー・ギルバート(Brantley Gilbert)の人気にあやかったものとみられる。
女児で最も順位を上げた名前は前年の891位から497位になった「ブリエラ(Briella)」だった。これはテレビのリアリティ番組「Jerseylicious」や「Glam Fairy」に出演しているヘアスタイリスト、ブリエラ・カラフィオーレ(Briella Calafiore)の人気を反映したものとみられる。
一方、前年はトップ1000の圏外だった「エルビス(Elvis)」が、904位とカムバックを果たしている。
コメント:日本でもアメリカでも子供の名前は、その時代の人気俳優の名前を反映しているのですね!! 今年はどの有名人の名前がつけられるのでしょうか?
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男児名の3位から5位は順に「ウィリアム(William)」「ジェイデン(Jayden)」「ノア(Noah)」となっている。女児名は2位が「イザベラ」で、3位から5位は順に「エマ(Emma)」「オリビア(Olivia)」「アバ(Ava)」だった。
男児のなかで最も順位を上げた名前は「ブラントリー(Brantley)」で、前年の736位から320位になった。これはフロリダ大学(University of Florida)のアメリカンフットボールチームのクオーターバック、ジョン・ブラントリー(John Brantley)か、カントリー歌手のブラントリー・ギルバート(Brantley Gilbert)の人気にあやかったものとみられる。
女児で最も順位を上げた名前は前年の891位から497位になった「ブリエラ(Briella)」だった。これはテレビのリアリティ番組「Jerseylicious」や「Glam Fairy」に出演しているヘアスタイリスト、ブリエラ・カラフィオーレ(Briella Calafiore)の人気を反映したものとみられる。
一方、前年はトップ1000の圏外だった「エルビス(Elvis)」が、904位とカムバックを果たしている。
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